仏道を習ふといふは…
仏道を習ふといふは、自己を習ふなり。自己を習ふといふは、自己を忘るゝなり。自己を忘るゝといふは、万法に証せらるゝなり。万法に証せらるゝといふは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり。悟迹の休歇なるあり。休歇なる悟迹を長々出ならしむ。 – 道元 (1200 – 53): 『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』現成公案(げんじょうこうあん) / (脱落(とつらく)=解脱(げだつ)、万法(まんぽう)=万物(ばんぶつ)、悟迹(ごしゃく)=悟りの跡、休歇(きゅうけつ)=休止、長々出(ちょうちょうしゅつ)=永遠) (Peter HempelによるPixabayからの画像) (Google Translateのエンジンを使用した、Sound of Textによるテキスト読み上げ) More »